なぜ「レンジでチンして」と言うのか?「チン」と言われる理由

「電子レンジで温める」ことを「レンジでチンする」と言いますが、なぜ「レンジでチン」と言うのでしょうか?
ある程度、年齢を重ねた人なら違和感はないと思いますが、若い人なら違和感があるのはないでしょうか。
そこで、「レンジでチンして!」と言われる理由を調べるために、電子レンジの歴史をザックリと見ていきましょう。
そもども、電子レンジが一般に広く知られるきっかけとなったのは、昭和30年代後半の新幹線の食堂車です。
電子レンジの第一号機は昭和37年に登場。高さは160センチもあり、かなりの大型機器でした。
家庭で使われ始めたのは昭和40年代から。
しかし、価格は20万円と庶民にとっては高嶺の花でした。
ちなみに、当時の電子レンジは「チン、チン、チン、チン」と扉を開けるまでずっと鳴り続けていました。
昭和50年代に入ると、一気に価格が下がり、家庭でも広く使われるようになりました。
当時の電子レンジは加熱が完了した時に「チン」という音が鳴りました。
そのため「電子レンジで温めて!」のことを「レンジでチンして!」と言うようになりました。
これが、「チン」と言われる理由です。
ちなみに、この「チン」という音は、お店で使われているレジの音を真似したと言われています。
電子レンジで「チン」という音が使われなくなり、電子音に変わったのは、電子レンジがコンピューターで制御されはじめてからのことです。
コンピューター制御の結果、電子レンジで様々な調理ができるようになり、忙しい主婦の強い味方に進化していきました。
最新型の電子レンジだと「グリル皿を上段に入れて下さい」「スタートボタンを押して下さい」などと喋ります。
まるで、お手伝いさんのようです。
そして、調理が終わると「ピー、ピー、ピー」と電子音が鳴り響きます。

